1992年12月31日にチェッカーズは解散してしまったのですが。。
ラストシングル「Present for you」のレコーディング風景を記録したDVDが発売されています。
今回はこのDVDをレビューして見たいと思います。
Present for youのクレジットは THE CHECKERS
作詞 作曲 THE CHECKERS
ラストシングルということでクレジットはTHE CHECKERSで発売されましたが
このDVDを見ると作詞は藤井郁弥氏。作曲はリーダーの武内享氏が担当しているのがわかります。
印象的なのは享氏がきっちり譜面を定規を使って書いているところ!
すごく綺麗なんです!
私は譜面を書くのが苦手で。。フリーハンドで書いてしまうのですが。。
郁弥氏も歌詞の清書をしている所などpresent for youの制作過程が手に取るようにわかります!
当初のアレンジではサビは転調されていた!
映像にも残っていますが、仮アレンジの上に郁弥氏の仮歌を入れる様子があるのですが
当初、サビは半音上がっていた。。
実際歌ってみると、あまり気持ち良くない。。と郁弥氏。
サビ前の拍子が2/4になっている事で転調感が出ているのでは??とのことで
転調なしで進行で進められました。
クロベエのレコーディングに対するこだわり。
このDVDの中で非常に面白い??場面がなんと言ってもクロベエのシンバルロールのダビング!
曲最後にシンバルロールを入れ直すという所なのですが、クロベエの性格が見え隠れする面白い場面でした。
マレットにするかスティックにするか。。。迷いに迷って。。というくだり(笑)
結局は享氏などの助言もありスティックでシンバルロールをすることで落ち着いたのですが、
かなりのこだわりを感じたひと場面でした。
あと、気になったのがレコーディングで使用されたスネア!
よくみると。。
デビュー前にメインで使っていたパール社プレジデントシリーズ「PX」赤いスネアを使っているような。。。
そうであれば
この辺りも最後のレコーディングで原点に戻る。。というクロベエのこだわりだったのかな??と。。
クロベエのスネアに関するブログ記事も書いていますので
最後に
ラストシングル「present for you」のレコーディング風景ドキュメントということで、
このほかにも、鶴久さん&高杢さんをはじめとしたコーラス入れの場面や、アレンジを試行錯誤する所。。ミックス時にコーラスの長さが短いことに気づくが。。。
色々と解散前という事もあって享氏のディレクションの中に
寂しさが滲み出るシーンもあり。。
ファンとしてはなかなか素直に観れないのかな。。と感じながら。。。
でも、チェッカーズがどのようにアレンジを重ねて楽曲制作されていたのか。。
参考資料ということでみるのは非常に勉強になった作品でした。
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