今回は1985年8月発売チェッカーズ3枚目のアルバム
「毎日‼︎チェッカーズ」
について書いて行きたいと思います。
脱アイドル路線とアイドル路線の間に立つ
私的にこの「毎日‼️チェッカーズ」は自分達の音楽をやろうとしている反面
今までの芹澤廣明さん&売野雅勇さん路線の間に立つすごく揺れ動いた感じがするアルバムという印象。次作「FLOWER」になるとチェッカーズサウンドの主張より濃くなる感じですが、、この「毎日‼︎チェッカーズ」は色々とあったんだな。。というのがわかる。。
特に、9曲目の「スキャンダル魔都(ポリス)」は同年発売のシングル
「あの娘とスキャンダル」の歌詞が違うだけのバージョン。。。
チェッカーズの作品の中でもこの曲だけは正直「どうなんだろう。。。」と思ってしまうところ。
本当はこのタイミングで翌年発売の「Song for U.S.A.」が既に出来ていて毎日‼️チェッカーズ用に制作されたが、シングル曲としてリリース、そして映画制作まで話が進んでいく事になり、その穴埋めとしてレコーディングされたとか。。。
この「スキャンダル魔都(ポリス)」を聴くたびに歌詞の大切さを痛感させられます。。
作詞の売野雅勇さんはもう一度違い歌詞を付けるの相当苦労したのではないかと。。。個人的に思ってしまいます。
シングルとしては「ジュリアに傷心」が3曲目に入っています。
メンバーオリジナル作品と芹澤廣明&売野雅勇コンビ
作詞作曲がチェッカーズメンバーの作品は10曲中4曲。
作詞作曲どちらかがメンバーという曲は3曲。
残り3曲が芹澤廣明さん&売野雅勇さんコンビ作品ですが、その3曲のうち2曲はジュリアに傷心とスキャンダル魔都なので(作詞の売野さんは新たに書いていますが。。)
純粋な書き下ろしは10曲目最後の「哀しみのヴァージン・ロード」のみ。
徐々にメンバーの作品が増えて来ているのがよくわかるところ。
そんな中で、4曲目の高杢さんリードボーカル曲
「湾岸物語-ベイサイド・ストーリー-(ハングリー・アイズ)」
は作詞 売野雅勇さん 作曲 鶴久政治さん
というコンビなのですがカッコいい曲です。
名曲!「Summer Rain」
作詞 藤井郁弥さん 作曲:藤井尚之さん 編曲 チェッカーズ
鶴久さんのリードボーカル曲なのですがもう名曲!
まさにコーラスの効いたチェッカーズらしい曲でメロディーと歌詞、歌共に
夏の終わりの情景が思い浮かぶ名曲です!
郁弥さんのコーラスが気持ちよくハモっていて、高杢さんのベースボーカルこれぞチェッカーズのDooWopサウンド!と言っても過言ではない。
あと編曲アレンジがチェッカーズだけでされているのも大きなポイントだと思います。
最後に
今回は毎日‼︎チェッカーズについて書いて見ましたがいかがでしたでしょうか?
このアルバムが出た1985年はチェッカーズにとっては初の映画「TANTANたぬき」があって全国ツアーもあって。。大変な年だったと思いますがオリジナル作品へのシフトチェンジが徐々に行われてきたアルバムではないかと。。そう思います。
最後に。。
8曲目のリーダー享さんリードボーカル曲「ジェイルハウス・ラヴ」もスカアレンジでカッコいいです!
この後、チェッカーズは本格的に過渡期へと突入していく事になります!
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