チェッカーズ ジュリアに傷心のドラムは奥深い

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チェッカーズ

♪キャンドル ライトが ガラスのピアスにはじけてにじむ♪

Aメロの一発目から掴みにくる歌詞!

1984年11月発売のチェッカーズ5枚目のシングル曲で大ヒットとなった名曲。

今回はドラムのクロベエパートを掘り下げて見たいと思います。

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ドラムビートがおもしろい!

普通ならドンパンドンパンとスネアが2拍と4拍に叩くパターンが多いのですが、この曲最初から最後までドンパンビートが出て来ないんです!これは作曲の芹澤廣明さんのこだわりだと思うのですが、ギターのアクセントとリンクさせていて、歌との絡みも絶妙。

初め聴いた時は思いこみも合ってかドンパンドンパンと来ているのであろうとスティックを持って叩き始めたら。。。あれ??なんか違うぞ??と気づきもう一度ちゃんとドラムを聴き直したら。。    

全然違う!!これは普通の8ビートではない!!とその時に気がつきました。

イントロ、間奏(SAX SOLO)、エンディングパターンの譜面とサウンドです。

Aメロ歌入りからの譜面とサウンドです。

イントロ他に関して50年代によく聴かれるロックンロールの定番パターン。涙のリクエストもこのタイプのビートです。オールディーズのサウンドをドラムで出したいなと思った時は、このパターンを叩いてみるとすぐに50年台のロックンロールの世界に飛び込んでいけます!!お試しください。

Aメロとか歌入りになると3拍目裏にスネアが入るというパターンに。これが慣れてないと意外と難しく。。普通ドラマーならドンパンドンパンと行ってしまいがちなのですが、ビートアレンジの違いでかなり変わるんだと思い知らされた瞬間でした。

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ハイハットの刻みが出てこない!

そうなんです。このジュリアに傷心、頭から最後までハイハットの刻みが出てこない!

全部ライドシンバルで刻んでいるんです!

普通イントロとサビ、間奏、エンデキングはライドシンバル、AとBはハイハット。。みたいなアレンジが多いのですが、この曲全編ライドシンバルで刻んでいます。

なのでグルーブもやや柔らかいノリが出ているのが印象的で、よく聴くと後ろでキラキラしたライドシンバルの音がなっていて曲の歌詞と何処となくリンクしている様に思うのは私だけ??(笑)

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テンポがいい意味で揺れている

これはおそらく、クリックと呼ばれるメトロノームを聴かないでみんなで一斉に演奏してバンドのノリを重視したのではと思われます(当時、あまりメトロノームを聴きながらレコーディングする文化もなかったかもしれないですが)なので、A、B、サビと若干テンポが違ったりして、特にサビに行くと勢いがついてやや早くなっていて、それがまたかっこいい!なので聴いていてワクワクしたりするものがあるのではと思います!これぞバンドの醍醐味だと思います。

最後に

クロベエのドラムで好きな所は、スネアのアタックが鋭いところ!!ロックンロールの基本ですが、クロベエのドラムはデビュー当時から一貫していたことがよくわかります。

チェッカーズビートはほんとうにクロベエしか出せない唯一無二のビートであると思います。

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