9月21日はチェッカーズのデビュー日!奇跡の始まりと「ギザギザハートの子守唄」という特別な1曲

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チェッカーズ

本日9月21日は、1983年にチェッカーズがシングル「ギザギザハートの子守唄」でメジャーデビューを果たした記念すべき日です。

デビューした1983年の時点ですぐに爆発的な大ヒットとなったわけではありませんでしたが、翌年1月にリリースされた2ndシングル「涙のリクエスト」をきっかけにチャートを駆け上がり、瞬く間に全国へ一大チェッカーズブームを巻き起こしました。わずか2曲目でブレイクを果たし、そこから時代のトップを走るスーパースターへと駆け上がっていった歴史を振り返ると、そのスター性の凄まじさに改めて圧倒されます。

そして、その輝かしい歴史の原点にある「ギザギザハートの子守唄」は、数あるチェッカーズの名曲の中でも異彩を放つ特別な1曲です。

売上枚数やセールスデータで言えば、「ジュリアに傷心」や「星屑のステージ」、「哀しくてジェラシー」といった楽曲の方が上位に位置します。しかし、「チェッカーズの曲といえば?」と聞かれて、真っ先にあのイントロやフレーズが頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。それほどまでに、あの強烈でキャッチーなメロディと印象的な歌詞は、時代を超えて人々の記憶に刻み込まれています。

楽曲の構造を見てみると、実は非常にシンプルで洗練されていることが分かります。
メロディの基本構成は大きく分けて2つのパートのみ。ギターソロが明けた後、バンドの演奏がスッと静まり返り、「♪仲間がバイクで…」と静かに語りかけるように入るアレンジ変形のAメロ。そこから一気にドラマチックな転調を迎えてエンディングへと向かっていく——。無駄を極限まで削ぎ落としたシンプルさだからこそ、一度聴いたら忘れられない抜群の覚えやすさとインパクトを生み出しています。

デビュー当時、ツッパリ路線の歌詞や曲調に対してメンバー自身が演奏することに抵抗を感じていたという逸話も有名ですが、今なお藤井フミヤさんがステージで歌っても色褪せず、飛び切り格好良く響くこと自体がその完成度の高さを物語っています。プロデューサーであり作曲を手掛けた芹澤廣明さんのセンスの鋭さには、ただただ感服するばかりです。

また、作詞を担当されたのは康珍化(かん ちんふぁ)さん。中森明菜さんの「北ウイング」をはじめ数々の名曲を生み出したヒットメーカーですが、実はチェッカーズのシングル曲で康珍化さんが作詞を手掛けたのは、この「ギザギザハートの子守唄」と1985年発売の「神様ヘルプ!」の2曲のみ。初期シングルの多くが芹澤廣明さん×売野雅勇さんのゴールデンコンビで描かれていたからこそ、このデビュー曲の持つ手触りや世界観は、チェッカーズの歴史の中でも唯一無二の輝きを放っています。

私自身、チェッカーズに出会ったことで音楽の楽しさに目覚め、ドラマーの「クロベエ」こと徳永善也さんへの強い憧れからドラムを始めました。プレイヤーの視点で改めて聴いてみると、「ギザギザハートの子守唄」のドラムは実に奥が深く、一筋縄ではいきません。疾走感を支えるバスドラムの細かい連打や、楽曲にグルーヴを生み出すハイハットのアップダウンの手さばきなど、シンプルに見えて実はかなり高度でタフな演奏が求められる楽曲だと痛感させられます。

※クロベエが使用したドラムメーカー上はデビュー当時に使用していたRogers(ロジャース)。下は1987年GOツアーから使用していたドイツのメーカーSONOR(ソナー)

あの日から刻まれたビートと、色褪せない名曲の数々。
デビュー記念日という特別な今日、クロベエさんの力強くもしなやかなドラムワークに耳を澄ませながら、チェッカーズの原点である「ギザギザハートの子守唄」をゆっくりと噛み締めて聴きたいと思います。

※絶対チェッカーズ!!はほんと名盤です!!

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