今回はドラムというよりかはパーカッションのくくりになるであろう
ウインドチャイム(バーチャイムとも言います)
のご紹介です。
心が洗われるような澄み切ったサウンド
言葉で表現すると。。シャラン・シャランという言葉になると思うのですが。。
曲の中でウインドチャイムが一発入るだけで曲の場面や世界観が広がる魔法のような楽器です。
でも気持ちよくて多く入れすぎてしまうと逆にうるさくなったり、マンネリ化するので適材適所
「ここ!!」というところで効果的に入れてあげると情緒のある表現ができると思います。
どんな場面で入れるのか
私の場合歌ものアコースティックユニットでの使用が多かったのですが
一番多く鳴らしたのはサビに入る前にシャラ〜ン!と入れるパターンが最多だと思います。
Bメロの最後からサビに向かって盛り上がってくる最後の1小節にウインドチャイム。
そしてサビ頭でクラッシュシンバルを入れる。とすごく盛り上がります。
特にゆっくりとしたバラード調の曲にはハマると思います。
あとは場面転換の場面サビ終わりのCメロ前とか別展開に向かう時に入れたり。
曲が始まる前のカウントの時から先行で鳴らし出したり。。
曲のエンディング、一番最後の音をウインドチャイムで終わらせると余韻が残り
曲をしっとり終わらせる事ができます。
特に思い出深いものとしては、あるパーティーで演奏するお仕事を頂きパーカッションで
参加したのですが、演奏などほとんど聴いている人が居なくて、みんな立食パーティーに夢中で。。
曲が終わっても拍手など来ない状況だったのですが、ある曲で一番最後にこのウインドチャイムを入れて終わると拍手が来る。。という事に気がつき、その後の演奏曲全ての最後にウインドチャイムを入れて終わらせた事がありました。何か不思議なパワーを持っているのかと思います。。。(笑)
色々な演奏方法
基本は手で横にスライドさせる奏法なのですが、手全体で鳴らすと音も大きくなり、力強さや派手さが出てくるのですが、少し物悲しい雰囲気を出したい時は人差し指と親指で2本くらいバーを軽くつまむようにチョロチョロ鳴らすと、物悲しい、寂しいような場面に聴こえます。もし歌詞がある歌ものである場合は、歌詞のチェックを先にしてから演奏するのも良いと思います。特にゆっくりとした歌詞を噛みしめるようなバラードにはハマりやすいと思います。
あと右から鳴らすのか、、左から鳴らすのか、、それによってピッチが変わるのと高いピッチから低いピッチに移動するのか、またその逆か。。手ではなくてスティックや専用の金属のビーターを使うのか。。シンプルな楽器だけにバリエーションはいくとおりもあります!
値段が高いといいわけでも無いのがパーカッションの世界!
もちろん何万もするものも存在はしますしそれなりにいい音がするのは事実ですが、私のウインドチャイムはkikutaniというメーカーのモデルです。
調べると同じモデルはもう廃番でなかったのですが、同等品はこちらです。
TC-24 | キクタニミュージック (kikutani.co.jp)
私の所有しているのはバーが25本。現行モデルは24本になっていて、12音階の倍数で響の良さを追求したモデルになったとの事です。
記憶が確かなら2003年くらいに購入。決して音量は大きい方では無いのですがアコースティックユニットでちょうどバランスが取れピッチもちょうどいいので、使い続けています。ブラスバーも年季が入ってきてサウンドも角が取れた落ち着いた感じになって来たように感じます。
大音量で鳴らすバンドの場合は大きめのタイプを選ばれるといいと思いますし、バーが2連タイプのものも存在したり、素材も真鍮やアルミタイプの物も存在します。斎藤ノブさんというパーカッショニストの方はこのウインドチャイムを自作して、バーの代わりに部屋の鍵とかを何十個も取り付けて使用していました。面白いですね!
まとめ
パーカッショニストではなくてもこのウインドチャイム1台持っておくと楽曲の幅が広がりますのでおすすめです!
DTMなどのサンプル音でウインドチャイムも入っているのですが、曲によっての表情の付け方はやはり人間がやったほうがしっくり来ると思いますので、興味ある方ぜひ触ってみてください!
先にも書きましたが、あまり1曲の中で入れすぎるとうるさくなりますのでご注意を!!
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