都会のビル群にネオンが灯り、FMラジオから流れてくるタイトなバックビート。 かつて青山純さんや村上ポンタ秀一さんが、歌の呼吸に寄り添いながら刻んだあの「重くて太い、至高のローピッチ」……。
ドラマーなら誰もが一度は憧れる、80年代シティーポップの黄金サウンド。それを、あえて真逆の存在である「ピッコロスネア」で再現するという、少し贅沢でマニアックな遊びをしてみませんか?
今回その鍵を握るのは、アサプラ(aspr)社が放つ異色のヘッド。 「一瞬、安全第一に見えたら楽しいなぁ」という、職人の遊び心から名付けられた逸品——「安 定 第 一」です。

【検証】サウンドサンプルで聴く「安定第一」の実力
言葉で説明するよりも、実際に聴いていただくのが一番です。今回は、ピッコロスネアに「安定第一」を張り、80年代風ローピッチにチューニングした状態での2つのバリエーションを用意しました。
① ノーミュート・バージョン
「安定第一」の188ミクロン/2Ply スムースホワイトが生みだす図太くでふくよかな鳴りが特徴です。
- サウンドの印象: ピッコロらしいレスポンスの速さはありつつも、中低域がドシッとしています。
- おすすめシーン: 青山純さんのような、タイトながらも少しオープンで「歌う」スネアサウンドを目指すならこちら。
- ※コンプレッサー・リバーブ・EQで調整しています
② リングミュート・バージョン
これぞ80’sポップスの真骨頂!
余計な倍音をカットした、ややタイトで重厚なサウンドです。
リングミュートはレモのリングミュートです。

- サウンドの印象: まるで深胴スネアをデッドに仕上げたような、「バフッ」という重量感。2plyフィルムの「粘り」が最大限に活かされています。
- おすすめシーン: 村上ポンタ秀一さんのような、重戦車のごとき安定感とキレを両立させたバックビートに最適。
- ※コンプレッサー・リバーブ・EQで調整しています
まとめ:浅い胴で「深い音」を出す贅沢
ピッコロスネアに「安定第一」を張り、ローピッチで鳴らす。 それは、現代の機材で80年代のあの温かくて太い空気感を再現する、最も賢い選択かもしれません。
しなやかな打感と、鉄芯ロックが生み出すパワフルなサウンド。 「安全第一」で現場に向かい、「安定第一」で最高のスネアサウンドを響かせる。そんなドラマー、格好良すぎませんか?
あなたのピッコロスネアも「化ける」かもしれません。 今のスネアに物足りなさを感じているなら、この「入魂のヘッド」を一度試してみませんか?
今回使ったスネアはヤマハのMSD0104メイプルシェルでした。14インチ✖️4インチでした。



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