今日8月17日は、チェッカーズのドラマー・クロベエこと徳永善也さんの命日。40歳という若さで旅立たれてから、もう21年が経ちました。今回は、チェッカーズ後期のサウンドを支えたクロベエ愛用のシンバル「PAISTE 2002 NOVOチャイナ20インチ」に注目し、その魅力と演奏シーンを振り返ります。
PAISTE 2002シリーズ NOVOチャイナ 20インチ
もう、この1枚が全て!といっても過言ではない!!
特に1987年のGOツアー以降、SONORのセットに変わったあたりから使用されていました。
正面から見て左手上に大きくセットされたシンバル、
それがPAISTEのNOVOチャイナ20インチです。

普通のシンバルとは違い、変形したシンバルでサウンドも

ド派手でかつシャープ!通常のチャイナシンバルだとかシャーン!とアタックが強めで
音の減衰が早いのですが、このNOVOチャイナはアタックもあり、サスティーンもあり
通常のクラッシュシンバル使いも可能!
私は18インチとこの20インチを2枚所有しライブの時はクラッシュとして使用しています。
クロベエは20インチのみを使っていましたが、あのサウンドは20インチしか出ません。。
最初18インチを購入して使用したのですが、あの豪華なサウンドにはならなく。。
思い切って20インチも購入しバリバリ使用しています。

ちなみにクロベエの尊敬するドラマー山木秀夫さんもPAISTEユーザーです!
チェッカーズの中でのNOVOチャイナ
特に後期のサウンドにはこのNOVOが大活躍しました。
クロベエは盛り上がる時には必ず鳴らしていたので皆さんも聴き馴染みがあると思います。
チェッカーズ公式YouTubeの中で映像確認できる動画3曲について解説します。
◾「Song for U.S.A.」
一番クロベエが多用するNOVOチャイナの叩き方お手本版と言っても過言ではない!尚之さんSAXソロに入った直後に鳴らすタイプ。1拍置いてから鳴らすのがとてもカッコ良い!映像でも確認できますので今はなき大阪球場と合わせてチェックしてみて下さい。
◾️「NANA」
チェッカーズにとって大切な1曲「NANA」
アッパーな曲ですので、クロベエも色々なところで多用してます。1コーラス目Aメロ折り返しのところで1発叩いているのが確認できます。他でも間奏のSAXソロの後ろで連打して尚之さんを盛り上げてる??(笑)ほんと87年はすごくチェッカーズにとっても大切な1年になったと思うそんな映像だと思います。
◾️「I Love You, SAYONARA」
冒頭クロベエのカウント直後1発目からNOVOチャイナを叩いているのが確認できます。
ミドルテンポの盛り上げの時やアップテンポのこれでもか!という時の最終手段のカードとして
よく叩かれていました。この曲はもうピッタリ!あのシンバルで感動を誘うサウンドになってる代表曲と言っても過言ではないです。
他にも、東京ドームでのコンサートやFINAL Tourの映像からも確認できます。
番外ではありますが「Jim & Jane の伝説」のMVも叩いていますがMVということで今回は番外ということで。。でもこのMV最高にかっこいい!88年のチェッカーズかっこよ過ぎなんです。。
個人的にはシングル曲「ミセスマーメイド」も気持ちの良いNOVOチャイナサウンドが聴こえますのでおすすめです!
最後に
クロベエこと徳永善也さんが残したドラムサウンドは、今もチェッカーズの名曲と共に色褪せません。愛用したPAISTE NOVOチャイナの響きを感じながら、改めてチェッカーズのライブ映像や音楽を楽しんでいただけたら嬉しいです。
私もクロベエサウンドを伝承しながら活動していきます。
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