今回はJames Gadson(ジェームス ギャドソン)
というドラマーについて書いてみたいと思います。
1939年生まれで今年で84歳!アメリカの西海岸出身。R&Bやポップスのレコーディング、ライブを数多くこなしたスーパードラマー。
今の時代にわかっておきたいビートの本質。
そしてJames Gadsonがレコーディング参加した名盤 Bill Withers 「Still Bill」を聴きながら
紹介してみたいと思います。
楽曲に寄り添う緻密で柔らかい唯一無二のGroove
James Gadsonのビートは本当に気持ちよく、
近年のGrooveという言葉を作ったと言っても過言ではない。
それは参加した作品を聴くとすぐわかるのですが、曲を邪魔しないドラミングで流れを止めない気持ち良さ!それがGrooveとい事だと私は思っているのですが、それを知るにはJames Gadsonのドラムを知っているのが良いと思います。
参加作品は数知れずある中で私がすごく好きなアルバムが1972年発売のBill Withers
「Still Bill」
というアルバム。
楽曲の流れに寄り添うビート。そしてフィルインがほぼ無くGrooveしてる。。
いうまでもないのですが、物足りなさはもちろん無いです!
ドラマーってどうしてもフィルインを目立たせてくるところあるのですが、、
James Gadsonはビートが全て!ほんと白ご飯だけで何杯でもいける!。。。的な。。
ベースドラム、スネア、ハイハットだけで成立させている感じです。
Kissing My Love
そんなStill Bill のなかで私が好きな1曲。
Kissing My Love
冒頭のドラムだけのGrooveを聴いてもらえばすぐわかると思うのですが
Funky Groove!
もう最高です。代名詞と言われている片手でハイハットを16分を叩く技で独特のGrooveを出しているのが特徴。
この技に関してはのちに世界中のドラマーに影響を与えたと言っても過言ではありません。
Still Bill には他にも素晴らしいGrooveが詰め込まれています。必聴アルバムです。
最後に
今回はJames Gadson について書いてみました。
フィルインで目立つドラマーが多い世の中で、ビートとGrooveで説得力のあるドラマーは
世界中どこを探してもJames Gadsonしかいないと思います。
ベースドラムとスネア、ハイハットだけの世界でGrooveするドラマー
すごくかっこいいと思います!
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