1991年9月4日
夏の終わりに近づこうとしたところで、チェッカーズの26枚目のシングルが発表されました。
藤井郁弥作詞 鶴久政治作曲 「ミセスマーメイド」
今回はチェッカーズのシングル曲 ミセスマーメイドのカッコいいポイント3選でお届けしたいと思います。(3選どころでは無いのですが。。)
ハネ系の16BeatGrooveが気持ち良い!
当時TVで観た時の印象は、夏の終わりのような切ないサウンドで特に藤井尚之氏のアルトサックスがその雰囲気を出していたのが第一印象。
リズムはすごくハネている感じでは無いのですが心地よいスムースなハネ具合が最高で、クロベエ&大土井裕二氏のリズムセクション。その上に享氏のギターがすごく気持ち良いんです。Aメロは単音スタッカートフレーズ。Bからサビにかけてはカッティングでという感じでリズム隊の上で享氏が方向性を出しているかのようなプレイ。出過ぎない、引っ込みすぎない絶妙なバランス!
そしてクロベエのビートでベースドラムの1拍目16分音符の4つ目とスネアのシェイクパターンがgrooveしているんですね。。柔らかいハネ方してるんです!
楽器隊(アブラーズ)のクオリティーの高さが際立った曲でもあります。
クロベエのドラムピックアップフィルが最高!
チェッカーズの曲の中でドラムから始まる曲いろいろあると思うのですが
このミセスマーメイドのドラム始まりが一番かっこいいんじゃないか!と個人的に思います。
ドライなサウンドで、スネアのゴーストノートで隠し味をつけ、4拍目でベースの大土井裕二さんのフレーズとユニゾン!
クロベエのドラムの特徴として、一つの音がすごくスタッカートな感じがするんです。特にバラードからミディアムくらいの速さで顕著に出てくるというか。。
だから、クロベエのドラムがチェッカーズサウンドの大きな影響を与えていたのは言うまでもない!クロベエでないとあのノリが出ないのがわかる。。攻める感じ。。決して後ろに寄っかからないのが大好で私もその意志を受け継いでドラム叩いています。
別の曲になるのですが「夜明けのブレス」もそんなイメージ。バラードでスネアのチューニングも低いのですがかなり前に攻めて来てるんです。また夜明けのブレスについては別の機会に思いっきり書きたいと思います!
チェッカーズはライブバンド!レコーディング物よりライブが最高!
このミセスマーメイドだけではないのですがしっかりレコーディングされた物よりライブの演奏の方が数百倍かっこいい!のがチェッカーズのカッコいいところ!
ライブのアレンジでカッコよくなる曲もありますが、ミセスマーメイドに関してはライブテイクがすごいんですね。
私が好きなテイクは1992年Blue Moon Stone Summer Tourのミセスマーメイドは素晴らしい!最高にgrooveしてます。
このTourは他にもカッコいいところ沢山あって語り尽くせない感じなのですが、ミセスマーメイドの極私的ベストテイクはこれだと!思います。
補足で。。何かのインタビューで享氏がある歌番組で演奏したミセスマーメイドが最高だった!と答えていた記憶があります。
最後に
今回はチェッカーズ26枚目のシングル「ミセスマーメイド」について極私的に解説してみました。
他にも言いたいポイントあるのですが。。コーラスとか。。(転調前キメのアクセントの所でHa〜と言ってるところ。。とか)コーラスワークの面白さもこのミセスマーメイドにはあると思います!鶴久政治さん&高杢禎彦さんコーラスあってのチェッカーズ!
31年前か。。。チェッカーズって凄いバンドやったなぁ。。。
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