チェッカーズ8枚目のアルバム「OOPS!」更なる音楽への探究心と遊び心が詰まった名盤!

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チェッカーズ

1990年。

私は中学3年生でした。

この年の春にシングル「運命–SADAME−」をリリースした時にかなりアッパーなシングルが出てきたな!!と興奮しました。メンバーの口から出た「ハウスミュージック」と言うジャンルを生まれて初めて聞いたのもこの時でした。

そして夏。8枚目のアルバムとして発売されたのがこの「OOPS!」

今までのアルバムとは全く違う方向性を提示して来たチェッカーズ。

今回はその「OOPS!」について書いていきたいと思います。

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ドラムが。。。打ち込み。。。

このOOPS!からドラムの打ち込みサウンドが出てきたんですね。

もちろん当時の私はクロベエに憧れてドラムを始めたので、正直このOOPS!出た時は

多少残念というかどこか寂しい感情があったのを覚えています。

まぁ全曲打ち込みではなかったので、打ち込みとクロベエのドラムとの差を逆に楽しめるアルバムという見方も出来たりもしたのと、リーダーの享氏がすごくクラブミュージックにハマっていたので私も必死に勉強しました!その影響でドラムの次に欲しくなったのがDJミキサーとMTRでした(笑)

当時は空前のバンドブームで周りは8ビートバンドが一世風靡をしていた中で私だけDJミキサーだ、ハウスミュージックだ!と言っていたのを思いまします。

当然浮いた存在になったのは言うまでもありません。。。(笑)

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とにかくASID RAINからSee you yesterday-M-3の流れ

このアルバムの冒頭3曲でこれから繰り広げられるOOPS!ワールドに引き込まれます。

ASID RAINはもう享氏のカッティングが最高!あとアレンジに富樫春生さんがクレジットされているのにも注目です。最初CDをかけた時何が起こったのかびっくりしました。

そしてすぐ間髪入れずに2曲目のSee You yesterday。この曲は打ち込みサウンド全開。

4分打ちのキック(ベースドラム)にコンガのgrooveが上にかぶさりすごいカッコいいんです!

中学3年生には非常に刺激が強かったです(笑)こんなかっこいい音楽があるんだ!と。

この曲はアレンジに門倉 聡さんがクレジットされています。

打ち込みドラム、ベース、鍵盤、コンガ、、シンプルながらもドライブしているgroove!

その流れで3曲目のM-3。3曲目だからM3。。

この曲も打ち込みドラムなのですがベースドラムが4分打ちではなくフレーズで動いているのが特徴。(もしかするとドラムのスネア、ベースドラムはクロベエの音をサンプリングしてるのかな??)

あとギターのカッティングも後ろでしっかり支えている。

M-3は何と言っても間奏の尚之さんアルトSOLO!最高にかっこいい!

特にライブのM-3アルトサックスSOLOは大好きで後半のフラジオがかっこいい!

正直この曲を聴いて自分もサックスを持ったのですが、無理でした。。。

とにかくこの3曲が手に汗握るセクションです!

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4曲目「危険なNO.5」で政治節炸裂。5曲目「GOLD RUSH」クロベエ節炸裂

3曲目のM-3までは今までに無かった新しいアレンジ展開で前半せめて来た感じでしたが、4曲目の「危険なNO.5」からは今までのチェッカーズらしい?ある意味ホッとするようなサウンドに。作曲は鶴久政治さん。そして5曲目の高杢さんリードボーカルの「GOLD RUSH」でクロベエのドラム炸裂!享氏のカッティングにクロベエのドラム、尚之さんのバリトンサックス、特に間奏がすごくカッコよく、クロベエポイントとしては間奏からBメロに戻る所のフィルイン!よくクロベエドラムソロで出てくるスネアとタムタムの絡めたフィルインが登場します!

王道サウンドもしっかり名曲「ONE MORE GLASS OF RED WINE」

挑戦的なアルバムという事でしたが、6曲目の「ONE MORE GLASS OF RED WINE」は王道のミディアムバラード。しっかりとチェッカーズのルーツも忘れないところがこのアルバムの深い所でもあります。

シングル候補だった名曲「100Vのペンギン」

この年の夏にシングル「夜明けのブレス」がリリースされたのですが、裏ではこの「100Vのペンギン」がシングル候補として上がっていたとの事。

当時、私の周りのチェッカーズファンはほぼ女子で男子はいなかったのですが、数名音楽好きな同級生から「OOPS!の中の100Vのペンギンかっこいい」と言われた記憶があります。

数年前も仕事関係のとある男性の方から「100Vペンギン最高です」とチェッカーズ話で盛り上がりました。私の周りで男性受けするナンバーワンはこの曲でした。ちなみにその次に男性受けの印象が強いのが「Room」と「Song for U.S.A.」という感じでした。

最後に

OOPS!の極私的な紹介でしたが、発売が1990年で今聴いてもカッコよくしかもこれをバンドでやったと言うところがかなり新しい買ったと思います。

チェッカーズの後期に向かうターニングポイントで重要な位置にあたるアルバムだと思います。

チェッカーズって本当にカッコいいバンドだったと、このOOPS!を聴いて改めて再確認した次第です。

かなり攻めた名盤だと思います!

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