ドラマーの皆さん、そしてジャズの「あの感じ」に夜も眠れず悩んでいる皆さん。 とんでもなく「尖った」本に出会ってしまいました……。
それが、井上裕章 著 『ジャズのノリを科学するⅡ トランペット・サックス・ピアノ・ギター編』 です。
書店で見かけた瞬間、「こんな本が出ているのか!」と二度見し、気がついたらレジに並んでいました。ドラマーなら、この衝撃を分かっていただけるはずです。
「魔法」を「数値」に変える、狂気(!)の分析術
この本の何が凄いかというと、「譜面では絶対に書き表せないタイミングやGroove」を、全て数値化し、表に表してしまっている点です。
著者の井上氏は、各アーティストの名盤から音源をPCに取り込み、発音タイミングを徹底的に解析。
- 「レイドバック(後ノリ)」とは具体的に何ミリ秒のズレなのか?
- アーティストごとに、8分音符の裏をどこに置いているのか?
これまで「感覚」という言葉で逃げてきた部分を、「科学」で完全に解明しようとしているんです。もはや執念すら感じる、かなり尖った内容になっています(笑)。
ドラマーこそ、この「数値」を味方にすべき!
本書は「トランペット・サックス・ピアノ・ギター編」と銘打たれていますが、むしろドラマーにこそ読んでほしい一冊です。
メロディ楽器のプレイヤーたちが「どのタイミングで音を置いてくるのか」が視覚的にわかると、アンサンブルでの向き合い方が劇的に変わります。フロントの「ノリ」の正体を知ることは、我々リズム隊にとって、最強の攻略本を手に入れるようなものです。
あわせてチェックしたい『スウィング〜ハードバップ編』
ちなみにこのシリーズ、同じ井上裕章氏の著書で『ジャズのノリを科学するⅠ スウィング〜ハードバップ編』も発売されています。
歴史を深掘りしたい方は、1冊目から揃えるとより世界が広がります。
こんな方におすすめ
- 「ジャズのノリがどうしても掴めない」と悩んでいる方
- 自分のタイミングが周りとズレている気がして不安な方
- 巨匠たちの演奏を、耳だけでなく「データ」でも理解したい方
なかなかこのようなアプローチの本はありません。 「ジャズは理屈じゃない」という言葉に限界を感じているあなた。この本を開けば、明日からの練習の景色がガラリと変わるかもしれませんよ!
あと個人的にはロックやポップスの名ドラマーたちの分析本も見てみたい!!

【書籍情報】
- 『ジャズのノリを科学するⅠ スウィング〜ハードバップ編』
- 『ジャズのノリを科学するⅡ トランペット・サックス・ピアノ・ギター編』
- 著者:井上裕章
- 出版社:アルテスパブリッシング

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