1983年9月21日、チェッカーズ鮮烈デビュー
1983年9月21日、シングル「ギザギザハートの子守唄」でデビューした チェッカーズ。
当初は“アイドルバンド”として注目されましたが、チェッカーズの真の魅力は、その後に花開く音楽性にありました。
アイドルバンドからの飛躍
当時の音楽シーンにおいて「アイドル」と「バンド」は明確に区別されていました。
しかしチェッカーズはその垣根を越え、 アイドル的な人気 と バンドとしての演奏力・作曲力 を両立。
「涙のリクエスト」や「ジュリアに傷心」といったヒットで人気を不動のものにしながら、音楽的にも進化を遂げていきます。
自らの音楽を創り出す姿勢
デビュー後しばらくは芹澤&売野コンビによる提供曲が中心でしたが、次第にメンバー自身による作詞・作曲が増えていきました。
藤井尚之さんのサックスを軸にしたバンドサウンドや、メンバーそれぞれの個性を活かしたアレンジ(特にコーラスワーク)は、単なるアイドルの枠を超えたもの。
結果としてチェッカーズは「アイドルから本格的なアーティストへ」と進化し、シーンの先頭を走る存在となりました。
音楽シーンを牽引した存在
80年代後半には「ONE NIGHT GIGOLO」「Room」など、より洗練されたサウンドを発表。
当時の邦楽シーンに新しい風を吹き込み、後続のアーティストたちに大きな影響を与えました。
彼らの歩みは「バンドもアイドル的な人気を得られる」という新しい道を切り拓いたのです。
デビューから40年以上、色あせない楽曲
デビューから40年以上経った今も、チェッカーズの音楽は古びることなく世代を超えて聴かれ続けています。
その理由は、アイドル的な華やかさだけではなく、確かな演奏力と普遍的なメロディに裏打ちされた 音楽的な強さ にあります。
おすすめアルバム3選
極私的ではありますがチェッカーズを聴くなら、まずはこの3枚っていうのをご紹介。
- 「GO」 (1987年)
代表曲「NANA」などを収録。チェッカーズの演奏力が一気に花開いた名盤。 - 「絶対チェッカーズ‼︎」 (1984年)
1stアルバム。ヒットシングルあり、アカペラあり、子供向けソングありとエンタメ炸裂!! - 「OOPS!」 (1990年)
ハウスミュージックを取り入れバンドの分岐点となった作品。賛否両論あるがここからチェッカーズの後期サウンドがサウンドが構築された。
まとめ
チェッカーズは1983年9月21日のデビューから、アイドル的な人気を得つつも、自らの音楽を確立し、シーンを牽引したバンドでした。
彼らの存在は「アイドルとアーティストの境界を越える」大きなきっかけとなり、今なお語り継がれています。
このデビュー日を機に、あらためてチェッカーズの音楽を聴き直してみてはいかがでしょうか?
チェッカーズの最初で最後の東京ドームライブがリマスターにて映像化します!!
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