先日観た Steve Gadd(スティーブ・ガッド)クリニック。
あの伝説のドラマーが、スティックの先にキャップのようなものを付けて、机を軽くタップしながら説明していたのを見て、思わず「え!? なにこれ?」と気になった方、多いのではないでしょうか。
実はあのアイテム、Vic Firth の “VIC-UPT(Universal Practice Tips)” でした。
帰宅後すぐに購入して使ってみたので、今回はそのレビューをお届けします。
■ VIC-UPT(Universal Practice Tips)とは?
VIC-UPT は、
スティックの先に装着するだけで “どこでも練習パッド化できる” ラバー製チップ。
- 太さの違うスティックでもほとんど装着可能
- 柔らかいラバー素材で、デスク・テーブル・本・床などを傷つけない
- 打面がなくても、しっかり “跳ね返り” を作ってくれる
という、ドラマーにとって便利すぎるアイテムです。
■ Steve Gadd も愛用。クリニックで見た使用方法
ガッド本人は「説明しながら軽く机を叩く」レベルで使っていましたが、その音のニュアンスが完璧なんです。
- カチカチしない
- “トントン” と丸くて心地よい打音
- でも指先の跳ね返りはしっかりしている
あれを見た瞬間、
「ガッドがわざわざ使う理由が絶対ある…!」
と直感で購入しました。
■ 実際に使ってみた感想(レビュー)
◎ どこでも練習できる爽快さ
デスク、ダイニングテーブル、仕事机、床など、とにかくどこでも練習パッドに変わります。
音も控えめなので、家族の迷惑にもなりにくい。
◎ 跳ね返りがパッドより気持ちいい
ラバーの硬さが絶妙で、跳ね返りの感覚が 気持ちいいです。
シングル、ダブル、パラディドルの練習に最適。
◎ 装着・取り外しが簡単
柔らかい素材なのにズレない。
スティックを持ち替えてもフィット感が変わらない。

◎ 消音効果が高くて便利
生スティックで机を叩くと「カン!」「カチッ!」と高い音が出るけど、Vic-UPT を付けると “コトッ” と丸い音になる。
■ 向いているシチュエーション
- 自宅で静かに基礎練習したい
- スティックのコントロールを細かく磨きたい
- 仕事の合間に軽くルーディメンツを叩きたい
- クリニック・ワークショップで軽く音を出したい
- 楽屋でウォーミングアップしたいとき
- ガッドのフレーズを研究したい(笑)
まさに “ドラマーの日常を変える小物” という感じ。
■ 注意点
- チップにラバーが付いているので重心はチップよりになる。
- 音は小さいと言えど、壁の薄いマンションなど真夜中は要注意
ただ、それを補って余りある便利さがあります。
■ 総評:1つ持っておくと絶対に便利
Steve Gadd が使っていた事実だけでも説得力があるのに、実際に使ってみてさらに「これは買って正解」と実感しました。
- 静音
- 携帯性
- 跳ね返り
- どこでも練習できる自由度
これらがそろった 最強のスティックアクセサリー です。
これとSteveGadd著の打楽器教本GADDIMENTS(ガッディメンツ)があれば少しでもSteveGaddに近づけるかも。。。

コメント